どんなに高価な反物から作ったモノだったとしても
それが例え一点モノだったとしても
誰も袖を通していない
しつけ糸が付いたままのモノであっても
着物には
売れるモノと売れないモノがあるのです
例えば、寸法...
和服は洋服とは違って
むかしから形が変わっていないように思えますが
実は随分と変わっているのです
袖丈の長さ
身丈の長さ
裄丈の長さ...
今の人たちは
体の割には手足が長いこともあり
むかしの人たちとは違うということです^^;
その他に『色』も
売れる売れないがあるようです
赤やオレンジ色
みどり色は高くは売れないそうです
売れるのは、ちょっと変わった色
例えば
青にも見えるし緑にも見えるような..
原色ではなく中間色
赤でも濁った赤や
オレンジでも錆色が混ざったような
緑でも鉄色が混じったような..
むかしでは作れなかった色が
現代人には好まれているようです
帯もね
寸法が変わっているのです
幅も、今は微妙に太くなっていて
長さも違うようです
それが高価な金襴緞子であっても
売れるか売れないは高かったからでは無いのです
買う人が欲しいかどうかであって
高価かどうかではいなようです
そして・・・羽織は
どんな状態でも
丈が短いモノはまったく売れないようです
タンスの肥やしは
ただただ勿体ないだけのこと
着物も、着るか着ないかで
決めていい時代なのかもしれません
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